Chakin diaries

ダイエット日記

そんな寿司チェーンには行ってはいけない

内定辞退のウラに何があったのか

http://www.mbs.jp/voice/special/201009/01_30043.shtml

悪いことをやって金儲けをして、労働者を苛め、それがなんの罰も受けないというのはまったくおかしな話だ。*1
法律で定められた労働時間を守り、残業代を払っている企業が、サービス残業や安全基準もろもろを無視したブラック会社との競争に負けるのは当たり前であって、たとえばブラック企業はマラソンでバイクを使う様なインチキをしているからだ。
問題はいくつもあるが、一番大きなものはレースを管理する審判がいないことだ。*2
審判がいない時、インチキをやった者に対して“見物人”が行わねばならないことはなにか?
それは、
袋叩きにした後、簀巻きにして川へ放り込むことだ。
すべての“見物人”もいずれは勝負をしなければならないのであり、その時インチキが許されるようなことはあってはたまらない。だから自分自身の身を守るために、悪い奴は徹底的に懲らしめなければならないのだ。
冒頭の寿司チェーンに対して、私たち見物人が出来る制裁はどんなものか。はっきりしているのは、その店に行ってはいけない。労働者の汗と涙を隠し味にした寿司など私たちは食べたくない。
繰り返すが、そんな寿司チェーンには行ってはいけない。
私も行かない。

*1:これは民間企業と個人の契約の問題なので、学生の側が刑法犯として司法に訴えることは法理上ほとんど不可能だ。
雇用契約の違反として慰謝料と機会損失利益の保証を求めることくらいしかできないが、企業側の資金力にものをいわせた弁護団との十年単位の法廷闘争をやって、仮に勝ったとしても得られる利益はたったの数百万円であることを考えると、残念ながらやめておいた方が良いだろう。
ところで米国では労働者と企業による法廷闘争の結果、しばしば企業側に懲罰的賠償金として数億ドルの科料が命じられることがある。これが企業への一定の牽制になっていることは確かだろう。ただ、これはあくまでよその国の話であって、日本ではまだ政権がいくつか変わらない限り、司法による企業への監視・監督というのは望み薄だ。

*2:労働基準監督署があるって? 彼らは自分たちの労働基準を守るのが忙しいらしく、労働者は平日の午前十時から午後四時までしか相手にしてもらえない。おっと、昼は一時間休憩しなければならないので、その間は相手に出来ないから注意するように