物の寸法について

商品を手にとることができると、買うときに間違いが無くなるが、一方で値段が高くなりがちだ。比べて、通販は安い代わりにイメージしていたものと違った商品を買ってしまう危険は常にある。
本やレコードではめったにおきない問題だが、服をはじめとする身体と接触するものではそれが致命的名欠陥になることが、経験上とても多い。とりわけ靴を買うことには、これまで何度も失敗してきた。
靴というのは足の親指からかかとまでのサイズを基準にして売られている。私の足は標準的なサイズよりも横幅が広く、甲が高いために、素直にその寸法のものを買うと、使い始めるとすぐにあちこちこすれて、終いには歩けなくなってしまう。付け加えると、店頭で試着して念入りに確かめたつもりでも、履き続けているうちに、不具合を感じることが多々あった。
数々の無駄な出費と足の爪が割れるような痛い経験をつんだ結果、あるメーカーのシューズとめぐり合い、さらにその内側にスポーツ用の厚手の靴下を履くことによって、靴の歩くという機能に関する問題は解決した。ただしそのメーカーの靴はデザインが、控えめに言って非常に独特であり、ビジネスの機会に履くにはそれなりの覚悟がいるという難点はあるのだが。
どんなものでも、ある程度使い込まないと欠点というものは見えてこないし、またそれが慣れによって克服できるくらいのものかを判断するには時間がかかるのはしょうがない。
今回、少々長めの文章を書いたのは、正価で買ったリストレストの具合を確認するためなのだが、いまのところ非常に具合が良い。去年末から患っている左手根管への負担が減っているのが良くわかる。それに加えて両肘を浮かせず、机の上に置くと、驚くほど手の痛みが少なくなった。
首・肩・肘・手首・掌・指でお悩みならばぜひ一度試してみていただきたい。

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